今回の帰省の合間に、日帰りで南会津地方を訪ねてみました。国道４００号線で塩原、上三依、会津田島を経由し、国道１２１号線に出て下郷町の観音沼を訪ね、ついでに近くの猿楽台地のそば畑を下見するのが目的です。



塩原温泉を過ぎるとどんどん山の中に入る感じで、尾頭トンネル、十王トンネルと長〜いトンネルを抜けると県境を越えて南会津地方に入ります。桧枝岐村やその先の尾瀬沼に行く道路と分岐し、更にしばらく走ると会津田島で駒止湿原、只見ダムや新潟県魚沼市に行く道路と分岐します。さらに１２１号線を進み下郷町の街中の手前で観音沼に行く道路に入りました。山林の間を行く道路を真っ直ぐ進むと観音沼公園に出ました。実家を出る時にカーナビに目的地をセットすると３時間半程度かかる予想でしたが、道路も良く整備されていて２時間ちょっとで到着しました。それでも８時半近くになっており、太陽は高く夏の光が強く湖面を照らしていました。次回はもう少し早く実家を出ないといけないようです。

沼は静かで聞こえてくるのは鳥の声だけです。湖面はヒツジグサでしょうか睡蓮のような葉がいっぱいに広がっています。私は初めての訪問地なので沼を一周して撮影しましたが、沼の周りでは４、５人のカメラマンがお気に入りの場所に陣取って撮影していました。

撮影ポイントから考えると、公園入り口の駐車場よりちょっと先に行った駐車場から入った方が良かったようです。







沼は周りには広葉樹が多く秋の紅葉の時期は見事なものだろうと思います。小１時間撮影した後、遅い朝食を摂り水分を補給して、猿楽台地のそば畑に向かいました。

道に迷いました。道路地図にも出ていない場所なのでナビも使えません。山の中をグルグル廻った挙句、元の場所に戻って何とかそれらしき場所に辿り着きました。奥まった畑ではタバコの収穫をやっていました。子供の頃に嗅いだ懐かしい青葉のタバコの匂いが畑に漂っていました。あぜ道で撮影していると、軽トラックに乗った農家のおばさんが話かけてきました。手間のかかるタバコの栽培の話など私にとっては懐かしい話（子供の頃本家がタバコを栽培しており、暑い盛りに収穫、乾燥と大忙しだった）をして立ち去りました。

あちこちとそば畑の撮影ポイントを探し廻り、ナビに地点登録をして元来た道を一路戻りました。