2007年4月14日 (土曜日)

春の栃木路つづき

前回につづき春を求めての栃木路の旅です。

那珂川町を更に北上すると湯津上村(現大田原市)に入ります。村の入り口に光丸山法輪寺があり西行ゆかりの枝垂桜があります。(前回掲載の写真)



更に北上し294号線を離れて那須塩原市の一本桜・寺子の桜(エドヒガン)を訪ねました。気候のせいか今年は全体に花の着きが悪く特に上の方の枝は寂しい感じです。散る前に寂しさを感じさせるさくらが絵になるかどうかは別として、春の遅い地方のさくらがこの調子だと更に北に当たる福島のエドヒガンの一本桜が心配になります。



寺子の桜



7日の最後に旧黒磯市(現那須塩原市)の那珂川河畔公園に出ました。ここまで来ると桜はまだまだ見頃を迎えていません。一方カタクリ山公園では見頃を過ぎていたカタクリが、隣接する黒磯公園では北側斜面のせいか丁度見頃でした。観光客がまばらで木道に座り込んでのカタクリ撮影にはいい所です。



黒磯公園のカタクリ



翌日以降は実家を拠点に寺子の桜、那須町芦野の遊行柳や堂の下の岩観音、那珂川河畔公園など、朝夕時刻を変えて那須町・那須塩原市の里を訪ね歩きましたが、どこの桜も花の着きが悪い感じでした。その中で、那須町高久の名も無い桜が濃い紅色に咲いているのが救いとなりました。



那須町高久の桜



ロケハンで塩原山中のある牧場を訪ねると、丁度牧場の方が牧場を開く準備をしている所でした。観光客やカメラマンが勝手に牧場内に入り込んだりゴミを捨てるので、放牧する上で大変困っている様子でした。雄大な景色に牧場の緑と山桜はさぞ綺麗なものだろうと想像しながらも、常識的なマナーについて考えさせられました。黒磯公園で地元の方と話をしている中でもカタクリが盗掘される話があったり、現に私の目の前でもカタクリを踏みつけながらビデオを回しているおじさんがいたりと、マナーの問題は益々深刻化しているように思われます。

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