「一本桜を追って」
整理の時間が取れず、時期外れの記事になりました。
尚、今回の写真32枚を「一本桜を追って」と題してHPにアップしましたので、お暇な折にお立ち寄りください。
4月の終わり29日、30日に福島県の阿武隈地方から田村地方にかけて一本桜を追っかけてみました。
栃木県那須町から福島県棚倉町に入り、まずは棚倉の「花園の桜」の場所を確認。すっかり葉桜になっていましたが小振りながらなかなか形の良い桜でした。途中峠道には桜並木が有ったり、山桜が咲いていたりと時期を合わせると楽しめるドライブ・コースです。この日は早朝の山越えの間はモヤが掛かっていましたが、棚倉に着く頃には快晴となり、午後田村市に入る頃には雲が出る天気でした。
棚倉町から古殿町に抜け「越代の山桜」を探し当てましたが、未だ4,5分咲きでしたので先を急ぎ小野町に出ました。ここからは国道349号線を北上です。
小野町は山間の地の性か丁度見頃の終盤といった所でした。地元のお年寄りがゲートボールを楽しんでいる横で、「無量寺」の枝垂桜を一人で楽しみました。小振りな桜ですが、向きによって様々に姿を変える枝垂桜です。
次は最近観光客の増えた「東堂山の観音桜」です。岡にある墓地の際に立つ枝ぶりの素晴らしい桜でした。観光バスや乗用車がズラッと路上駐車しており人気の程が伺えます。次に「舘の桜」を探しましたが小一時間経っても見つけることが出来ず諦めました。翌日の帰りに見つかりましたがとんでもない所を廻っていたようです。途中「種蒔桜」を見て349号線に戻り田村市に入りました。
田村市に入って直ぐに国道脇に「永泉寺の枝垂桜」が在ります。見頃を過ぎ色褪せていましたが交通の便が良い性か観光客は多く、お寺の庭では地元消防団の宴席が盛り上がっていました。更に国道を北上し「小沢の桜」に出ました。映画「はつ恋」のロケで有名になった田んぼの際に立つエドヒガンです。昨年は三春の桜が見頃の頃にまだ蕾でしたが、今年は見頃の終盤といった所でした。さくら祭りの最終日だったようで地元の方々が桜の下で宴席を設け出したのを機に郡山市中田町に向かいました。
「忠七桜」は丁度見頃、「五斗蒔田の桜」は散り始めていました。雲が出て光線の向きも悪かったので早々に郡山駅近くのホテルに入りました。
翌日は早々に朝食を済ませ、中田町に向かいました。快晴、朝の光は桜の撮影には最高でした。「算額堂の桜」は見頃の終盤ですが有名ではない性か誰も居ません。「不動桜」は散り始めで緑葉が目立っていましたが、観光客は私の他2組でゆっくりと出来ました。「忠七桜」は満開で青空に綺麗なピンクの花を咲かせていました。観光客は誰も居らず素晴らしい桜を一人占めでした。「五斗蒔田の桜」にも観光客は居らずゆっくりと撮影できましたが、桜は散り始めでかなり葉が出ている状態でした。枝の間から見えるはずの安達太良山も霞んで見えませんでした。
雲が出る前にと急いで国道349号線に出て北上、旧岩代町(現二本松市)の「合戦場の枝垂桜」に向かいました。残念ながらここは見頃を終え葉が目立つ状態でした。
Uターンし国道を南下、再度「小沢の桜」に寄りました。地元の方々の祭りのテントは取り払われていましたが、まだまだ見頃、観光客はポツポツとやって来ます。時折弱い風で花吹雪が舞いますが明るい背景ではうまく捕らえられませんでした。
更に国道を南下し小野町に入り、再度「舘の桜」を探しました。2度程地元の方に道を教えてもらい田畑の中を登る細道を辿っていくと小振りな枝垂桜が畑と林の際に立っていました。
昨日・今日と相当に気温が上がっているので「越代の山桜」の開花も進んでいるのではと思い、再度古殿町に向けて走ってみました。予想通り一挙に開花が進み、今日は7、8分の咲きになっていました。観光客の人出も凄く、山の中のここの一角だけが大賑わいでした。背丈のある大きな山桜です。日本一の山桜と謳われていますが、枝の広がりは千葉の吉高の山桜の方があるように思われます。
カー・ナビに近道を指示した為か古殿町からの帰り道は山越えまた山越えの山道ばかりを辿ることになりました。里山の春景色を楽しみながら午後4時頃に栃木の実家に戻りました。
コメントする