五葉つつじ群落
前回に続き那須の初夏風景です。
八幡のヤマツツジには間に合いませんでしたが、咲き始めたゴヨウツツジに初めて対面しました。五つの葉が輪生することから五葉ツツジと名前が付いたようです。その葉は綺麗な緑に葉先が赤く染まり光を受けると綺麗なものです。周囲一面のブナ科の緑に清楚な白い花が映えて美しい光景を見せていました。
愛子さまのお印だそうで那須の御用邸のこともあり「御用」ツツジと思っていました。現物を見るまで大変な誤解をしていました。一般にはシロヤシオと呼ばれヤシオツツジの一種です。
6月2日朝、合流する連れ合いを那須塩原駅に出迎えた後、ゴヨウツツジが群生している「中の大倉尾根」に出掛けました。
尾根と言っても山に登るわけではありません。尾根の突端にスキー場がありそのロープウェイで一気に高度1400メートルの群生地に辿り着けます。土曜日とあってロープウェイは大変な混雑でした。小さなゴンドラを下りると、最高地点で中の大倉尾根につながる北側斜面の周回遊歩道と、スキー場最上部の南斜面に広がるブナ林、ロープウェイに沿った南斜面に群生地が広がっています。状況が分からないので、案内図に従って北側斜面の周回遊歩道を歩いてみました。こちらは日当たりが悪い性かまだ満開とはなっていませんでした。かなり下りそして又それ以上に登ることになる狭い山道で、結構汗をかきました。林の中にはゴヨウツツジの他に紅花のムラサキヤシオやガクアジサイに似た花をつけるカメノキ(ムシカリ)が花をつけ、遊歩道にはスミレがあちこちに咲いていました。雲っていて那須の山々が垣間見えないのが残念でした。
ロープウェイに戻り今度は南斜面のゲレンデを下りてみました。こちらは日当たりもよく満開でした。木洩れ日を浴びてブナの緑とゴヨウツツジの白が美しく輝いていました。
ロープウェイ沿いに下りる道は開放されていないようなので、下りもロープウェイに乗ってブナ林から杉林へと変化する森を見ながら下山しました。
前回のミネザクラと今回のゴヨウツツジの写真24枚を、「華やぎの時」と題してHPにアップしました。お暇な折にお立ち寄りください。
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