2007年6月26日 (火曜日)

九輪草が満開

一度行ってみたいと思っていた日光・千手が浜のクリンソウ群落を見てきました。実家から日光北街道〜日光街道を走って丁度2時間で戦場ヶ原の入り口・赤沼茶屋の駐車場に着きました。ここからは一般車両の乗り入れ禁止で乗合バス(低公害バスと呼ばれている)に乗り換えです。始発バスまで時間があるので小田代が原まで歩いてみました。戦場ヶ原入り口付近のズミの花は終盤で少しだけ咲いている木が残っている程度でした。小田代が原までの深い森はブナの緑が美しく、朝の空気と共に気分を爽快にしてくれます。



森の緑

天気は晴れ、時間も遅く小田代の名物・霧は勿論出ていません。みなさんの写真を頭に浮かべて、湿原(小田代は湿原から草原に変わる過程にあるのだそうです)の彼方に立ち並ぶ貴婦人やズミの低木、日光の山並み、空の雲をゆっくりと堪能しながらバスの到着を待ちました。



8時になり、千手が浜行きのバスがやって来て停留所に停まりました。が、ドアが開きません。満員なので乗せないよ!と運転手さんがガラス越しに合図をしてます。待っていたのは私も含めて5人。詰めれば充分乗れるのにドアを開けずに時間調整のためしばらく停車してました。2組のご夫婦は1時間以上もバスを待っていたらしく怒り心頭。環境を守るためのシャトル・バス方式は自然保護のためには重要な施策。しかし、この運転手さん(バス運行会社さん)のドアも開けない問答無用の対応はまったく理解できない。観光で潤う日光のサービス精神は??? 尾瀬や会津が日光国立公園とは独立した国立公園を目指すのは正解だな、と変なことを思った。

30分以上も待って2代目のバスが来た。これも満員、前のバス以上に混んでいる。待っている人数は10人に増えていた。今度は黙って居られない。何人かでバスの外から合図してドアを開けさせ、乗客のみなさんには詰めてもらい、全員がなんとか乗車できた。



山間の狭い道をクネクネと低スピードで走って千手が浜に到着。中禅寺湖の浜に出て更に先に進むと、見えて来ましたクリンソウの群落。小川が走り、その周りは森の中までクリンソウが紅、白、ピンクに染め上げています。草木の新緑と相まって綺麗な光景です。



クリンソウ群落



空は薄曇に変わり、風がある性かクリンソウが揺れを止めません。ISO感度を上げて被写体ボケを防ぎ、屈んだり立ったり、撮影ポイントを探し廻って、夢中で遊歩道を2周。

昼前に切り上げてまた満員のバスに揺られて赤沼茶屋に戻り、帰途につきました。



水辺のクリンソウ



先の駒止湿原のワタスゲ、今回のクリンソウの写真を「ワタスゲ」、「賑わう森」と題してギャラリー水楢にアップしました。お暇な折にお立ち寄りください。

ギャラリー水楢

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コメント[2]

[No.104] タイトル: (無題)


水辺は花が冴えますね〜。
九輪草はなかなかタイミングが合わずにちゃんと
撮れたことがありません(^^;)

それにしてもシャトルバスがシャトルの機能を
果たしていないのは何ともアレですね。尾瀬沼
などは朝5:30から30分単位できっちり(込んでいる
ときは2台で)運行しているのに…

[No.105] タイトル: (無題)

7:50発と始発が遅い(土日は4:00からですが)ですよね。そして混雑時には臨時便を出して欲しいものです。もっとも平常時は小田代への客が多く歩ける距離ですから(熊さんが出なければですが。笑)、臨機応変な対応が出来れば済むのかも。その辺が、お役所仕事な感じ。「歴史ある」観光地の体質でしょうか?

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閲覧ありがとうございました