彼岸花再訪
9月24日に続き帰省も兼ねて那須町簑沢の彼岸花を写してきました。
前回は5分咲きと早すぎましたが、今回は遅過ぎた感じです。10月に入って直ぐと思っていましたが雨続きで、晴れるのを待っていたら早咲きの部分は見るも無残な萎れかたでした。それでも10月6日の早朝の天気は絶好の写真日和で、青空の下誰もいない群生地で楽しい撮影が出来ました。
前日は茂木町の城山公園に立ち寄りました。小高い山の斜面の木々の間を真っ赤に染める彼岸花は見事なものです。しかし残念ながらとうに見頃を過ぎて、遠景にしないと写真にならない状態でした。出掛ける前日に偶々ネットで知って立ち寄ったのですが、来年(鬼が笑うか!)は是非時期を合わせたい場所です。
簑沢には朝の7時過ぎに到着。空は真っ青に澄み渡り濁りのない白い雲が適度に流れています。そして朝露を帯びた畦の野草の緑と彼岸花の赤が綺麗なコントラストを見せ、彼岸花の合間には野の花(ミゾソバ、ヒメジョオン、ミズヒキ、イヌタデ、ツリガネニンジン等)が白や紫の色を添えています。時期が外れているためか、この美しい光景と澄んだ朝の空気を1時間程独り占めでした。
8時を過ぎた辺りから田圃では農家の方々が稲刈りを始め、ご近所の家族連れもやってきました。徐々に光も強くなり、空は雲で覆われてきました。9時を過ぎた頃には私と入れ替わるように一組のカメラマンがやってきました。ナンバーを見ると水戸の番号です。この小さな群生地も名が知れ渡ったようです。
そろそろ会津や那須の山々は紅葉の季節。今年は一気に染まるか、染まらないで落葉か。いづれにせよ忙しい10月になりそうです。
「彼岸花咲く実りの秋」と題して、前回の下見の際の写真を含めて20枚をアップしました。お暇な折にお立ち寄りください。
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