その日は所用で行った山形からの帰り道に寄ったもので、猿楽台地～同じ下郷町の観音沼～高杖高原～そのまま帰宅と忙しく廻ってきました。

猿楽台地に着いたのは、７時。既に何名かのカメラマンが撮影を終わろうとしていました。かなり高くなった朝日を浴びて広大なそば畑が輝いています。蒼い空、白い雲、朝もやに霞む会津の山々、そして一面の白いそば畑、いいですねー。心がゆったりと落ち着きます。ズボンをびっしょりに濡らしながら朝露の着いた草の茂る畦道を奥まで入ってみると、逆光の中に今年の夏は行きそびれた三倉・大倉・流石の山塊と那須の山々が影を作って広がっていました。

畦道を戻ると、旅館のマイクロバスに乗った１０名程の観光客がやって来ました。こんな所まで観光客が入ってくるのには驚きましたが、若い引率の運転手さんが写真をやるようでしばらく写真談義となりました。

猿楽台地で1時間ちょっと過ごし、観音沼を廻って南会津町の高杖高原に着いたのは１０時。そば畑の中間の位置に在る広場には初めは誰も居ませんでしたが、斜面の下側の撮影を切り上げて上側に向かおうとした頃になると次々とカメラマンがやって来ました。ここも有名な撮影ポイントになったようです。近場からやって来る常連さんはもうとっくに切り上げているでしょうから、遠くから来られた方達でしょう。

ここは畑の周りや畑の中に白樺の木が立っています。強い晩夏の光を受けて白い樹皮を一層白く輝かせていました。
そば畑を見下ろす場所に移動すると、白樺の木の下でキャンピング・カーでやって来たグループが花見の宴を開いていました。

最近の写真集に「初秋　そば畑」と題して８枚の写真をアップしています。併せてご覧ください。