カメラはお化け
先月にはもっと綺麗なグラデーションと3つの星の位置が近接した夕空が在ったのですが、買い物の途中でカメラを持っておらず残念な思いをしました。
その後、夕方になると空の様子が気になり窓から眺めたり、期待を持ってカメラ片手に出かけたりするのですが、空の色、星の位置がなかなか思うようにはなってくれませんでした。
今回も郵便局に用事が有ったついでに期待半ばで出かけたのですが、随分と条件の良い夕空になってくれました。
三脚を立てて撮影していると、公園の近くに住むご婦人に連れられたチワワが近寄ってきました。リードから開放されているので芝生の上を自由に駆け回りうれしそうです。身を屈めて手を差し出すと私の傍まで寄ってきたのですが、急に私の周りを吼えながら廻り出しました。
数回廻った後、離れた場所に腰を下ろしていた連れの足の間に入り込んで、安心したような面持ちでこちらを見ています。ご婦人が連れの横にきて、「すみませーん。どうしたのかしら?」と連れと話し出します。そして「綺麗な夕空ですねー。この前も写真を撮ってられた方ですか?」「デジカメですか?」と私を含めた3人の公園会話になりました。その内、ワンちゃんは又私の周りを吼えながら廻り出し、数回廻ると連れの足の間に逃げ込みます。
どうもワンちゃんは、暗くなった中に3本足で立ち長い鼻を突き出した異様な格好の物体に吼えているようです。「カメラに吼えているんだわ。家でも見てるでしょうに!」とご婦人がワンちゃんに話しかけ、3人で大笑いです。
公園会話も夕焼けがくすみかけて終わり、ワンちゃんはリードに繋がれて帰って行きました。
コメントする