カタクリと山桜
18日の朝は霜注意報が出る位の冷え込みでした。旅館の朝食をしっかりといただいて8時半頃に現地に到着。既に地元の方々がカタクリ祭り(案内は元より豚汁の振る舞いをしてくれるようです)の準備をしていました。一面ピンク色に染まった林を良く見てみると、カタクリが皆花びらを閉じて寒そうに下を向いています。アれー。カメラも持たずに林道を上の方に歩いて行くと、地元のカメラマンの方々がカメラを立てたまま手持ち無沙汰に待ち状態でいます。もう少し温度が上がらないと駄目だね、と。
青空が覗いてきました。陽は大分上に昇っています。カメラバックを担いで遊歩道を登ってみました。カタクリは相変わらず花びらを閉じていますが、桜があちこちで咲いて林を華やいだものにしています。一面のピンクの中にポツポツとキクザキイチゲが白い花をつけています。
雲がとれて山全体に光が射すとカタクリも花びらを巻いていつもの格好になりました。斜面一面がカタクリのピンクに染まっていますが、良く見ると結構茶色に変色し萎れた花も目立ちます。カタクリ祭りに合わせて来たのですが遅かったようです。今年はカタクリも一週間ほど早かったようです。(「夢工房 徒然の記」さんの見事な写真をご覧ください。上手いですネー。素晴らしいですー。)
やっぱり早朝の光の方がカタクリの色が良く出そうです。そして前夜からの気温が問題。冷え込むとカタクリも花を閉じてしまうようです。そして咲き出しの時期が色もいい。あー、かなり難しいですね、この条件は。今回もいろいろと勉強になりましたです。尤も写真の腕と感性はいかんともし難いですが。
それでもここ大林ふるさとの山のカタクリは素晴らしいです。更に山桜とのコラボが美しい。これからも通うことになりそうです。
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