湧き水と矢の原湿原
御池田代を7時半に切り上げ駐車場で一休み、そして桧枝岐村をぶらついた後宿近くに戻り昼食を摂りまた一休み。それでも時間があったので昭和村の矢の原湿原まで足を伸ばしてみました。矢の原湿原は初めての訪問です。
国道401号線で旧南郷村から昭和村に向かう峠道で青空に純白の花を咲かせるタムシバに車を停めました。国道とはいえ狭く曲がりくねった道を上ったり下りたりしてしばらく進むと、山の中に突然大きな集落が現れます。大芦の集落です。ここから農道に入りまたまた狭く曲がりくねった山道を進むと矢の原湿原に出ました。途中、天狗の冷泉で水汲みをして喉を潤します。
沼はミツガシワが満開です。大芦集落からこの辺にかけては戊辰戦争の激戦地だったようで会津藩士の供養碑が建っています。そして名の通った代官清水という湧き水があり次々と車がやって来ては清水を汲んでいきます。
遊歩道の付けられた沼にはミツガシワの他にヒツジグサの赤みを帯びた葉が沢山浮かんでいます。夏になると蓮のような綺麗な花が見られそうです。その沼の先にはもう一つ沢山の細木が水没している沼がありました。沼と沼の間には一般車通行禁止の農道が通っており沼の周りは農地となっているようです。
冬には国道も閉鎖される山奥の更にまた山奥にある矢の原湿原。来ているのはカメラマンが数組と水汲みの人達でした。ブナ林がもたらす美味しい湧き水が豊富な静かな山の湖でした。
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