2009年8月24日 (月曜日)

レンゲショウマ

レンゲショウマ

憧れの花“レンゲショウマ”に会ってきました。「深山のランプ」とも言われる花ですが、熊さんに出会うこともなく電車・バスとケーブルカーを乗り継いで3万株もの群生を見てきました。御岳山(東京都青梅市)のケーブルカーを降りて10分も歩かない内に斜面一面に咲くレンゲショウマを見ることができます。尤も青梅線御嶽駅からバスとケーブルカーで急斜面を登って行きますのでやっぱり山奥には違いありません。千葉からだと片道4時間もかかりました。

レンゲショウマ

ほんのりと紫がかった萼片、筒状の花弁の先の綺麗な紫、そこから覗く白い蕊、薄暗い林の緑の中に浮ぶ白い花々は可憐で童話の絵本の中に紛れ込んだような感じです。山奥に似つかわしい可愛く綺麗な花でした。
ハスの花を逆さにしたような花、サラシナショウマに似た葉からレンゲショウマの名がついたようです。

レンゲショウマ

全ての花が斜面の下に向かってうつむいて咲いています。従って遊歩道の上に向かってカメラを構えることになり、木々の合間から漏れる光で逆光気味の撮影となります。逆光がうるさくならない背景と、萼片が綺麗で、蕊だけとなった花の残骸が無い一群となると大変難しい構図取りとなりました。露出も薄暗い林の中で花の色が飛ばないように目いっぱいのマイナス補正です。

レンゲショウマ

都内のハイキングの名所にレンゲショウマが見頃となれば大混雑必至だろうと夕方に山に入り翌日午前中に山を降りる行程としました。その為往復ともバスやケーブルカーは並ばずに済みました。土曜日朝、御岳山に向かうバスは長蛇の列、レンゲショウマの遊歩道はカメラマンと観光客でいっぱいでした。

レンゲショウマ

折角来たのだからと朝一番で御嶽神社に詣でたり、そこから谷を越えて急斜面の山中を歩いたりで疲れました。それでも性分でレンゲショウマの群生を見ると遊歩道を登ったり降りたり。呆れた連れはさっさとケーブルカーの駅前広場に降りてしまいました。帰宅するとどっと疲れが出て腰も痛い。年だよなー。
翌日朝からRAW現像を始めると、思った以上にコマ数が多く、露出の失敗や痛んだ花の構図を除いてもなかなか現像が進まず、結局1日がかりの作業となりました。そして出来上がった写真、良いのが無いなー、いつもだけど。

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コメント[2]

[No.361] タイトル: どれもいいですね。

こんばんは、素人写真館の佐藤誠三郎です。 オークさんのレンゲショウマを見に来ました。 流石ですね。 どれもいいですね。 特にNo2、3、4が気に入りました。 ありがとうございました。

No.361の佐藤誠三郎@素人写真館さんへの返信

[No.363] タイトル: ありがとうございます

実物を見るのは初めてでした。深山のランプとか森の妖精とか言われる花だけあって、可愛く優雅な花でした。 写真にするには難しい花ですね。バックと花を選んでいるとどんどん時間が過ぎていきました。何度も足を運ぶ必要がありそうです。 ありがとうございました。

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