晩秋の養老渓谷
一昨日8日は養老渓谷を訪ねてみました。紅葉時期の遅い養老渓谷とはいえ葉を落とした木が多く渓谷は晩秋を迎えていました。養老渓谷といえば、これまでは主に梅ヶ瀬渓谷をハイキングしていたのですが、今年は初めて粟又の滝からその下流の遊歩道を歩いてみました。
ところどころで色づいたもみじを見ることは出来ましたが如何せん霜にあたったのか黒ずんだ葉が多くアップには耐えられません。そこで紅葉を写した流れの変化を追っかけてみました。
6時過ぎに大福山の展望台に到着。天気は日本晴れで房総の山々にもその先の海上にも雲がありません。少し風がある為か谷に漂う霧が少なかったのが残念でしたが、日の出前から真ん丸の太陽が山の上に昇るまで、吹きっさらしの山上の鉄塔の上で日の出の景色を楽しみました。
小湊鉄道養老渓谷駅に戻り少し休んでから粟又の滝へ。大多喜町の町営駐車場に車を停め粟又の滝に降りると8時を回っていました。滝の周りには霧が流れ昇ったばかりの日の光を受けて美しい光景を描いていました。
粟又の滝の下流に作られた遊歩道を往復2時間半ばかり歩いてみました。頭上高くに紅葉した木々が所々見られます。そして彼方此方で大小の滝が川に流れ落ちています。しかし晩秋の風景として構図のとれる場所はなかなか見つかりません。
一方、川面を見ると紅葉した木々の色を写した流れがさまざまな色に輝き幾何学的な模様を描いています。そこでもっぱら水面を眺めて移動することにしました。
温泉の成分を含んでいるので若干濁りはありますが綺麗な流れです。川床の岩によって出来る波がさまざまな形を描き出しています。
11時に駐車場に戻り一休み。その後近くの旅館で昼食を摂り帰途に着きました。久しぶりの長時間の歩行、怠けていた体にはいい運動になりました。
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