錦秋の会津 2
紅葉の会津巡りの2日目は只見町布沢の恵みの森に向かいました。濃霧注意報が出た会津地方、布沢の集落も濃い霧の中に在りました。
車の前方に紅葉した山の一部がポッカリと光を受けて浮かんでいます。きれい~、車を停めてカシャ!どうも思うように撮れません。露出の調整をしている間に山は霧の中に。一瞬の光景でした。
霧と朝日で映し出された布沢の集落は色付いた山に囲まれ美しいものでした。度々車を停めてはその風景に見惚れました。集落を過ぎると車1台がやっと通れるような林道が続きます。道路脇には昨日の雪が残っていました。
やっと叶った秋の恵みの森。ブナや水楢の紅葉が見事です。だけどここの所の雨で水量が多く思い描いていた落ち葉の積もる水辺の風景が在りません。そして遊歩道を進むには度々川を渡らねばならないのですが水量が多くて難儀しました。途中でどうやっても渡れない箇所に遭遇し撤退することに。森の手前の集落で会った方が水が増えているので恵みの森を歩くのは無理かもと言ってたのが当たってました。森の入り口の見事な紅葉を見れただけでも良しとして次の機会に期待します。
恵みの森を後にして南会津町界を左折して鳥居峠を越えて矢の原湿原に向いました。峠道のブナ、ナラ、カラマツ、カエデの紅葉が綺麗でした。矢の原沼周辺の紅葉も見頃を迎え、沼のヒツジグサも赤く染まっていました。
矢の原湿原の次は国道400号に出て喰丸峠を経て舟鼻峠までのドライブです。沿道は紅葉真っ盛りでした。舟鼻峠は標高が高いためか葉を落とした木々が多く早くも晩秋の趣でした。この峠はトンネルが完成して冬季閉鎖が無くなり便利になったようです。冬には霧氷を見に来たい所です~。まだ14時前、時間があるので宿に入る前に観音沼に再び足を向けることにしました。
昨日とは打って変わって快晴の観音沼。西日が煩いくらいに木々を照らしていました。紅葉は盛りを過ぎて人も少なく、ノンビリと陽の沈むまで楽しみました。
翌朝は朝食前に再々度観音沼を覗こうと思ってましたが、暖房の効かない部屋で熟睡できず、朝5時ごろに目覚めると鼻がムズムズ、クシャミが出るので取り止めました。所が~、6時過ぎに空の雲と漂う霧が真っ赤に染まりました~。ウ~、後悔先に立たず。
今回の撮影行では撮影チャンスを度々逃すことになりました。いつでもシャッターを押せる準備と露出合わせの勘を磨かないと難しいですね。写真はやっぱり難しく奥が深いワ~。
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