寒さの中で
我が家の駐車場で一株のアザミが沢山の花を咲かせています。庭でアザミが咲いたのは初めてなので、車に種が付着して運ばれてきたのか或いは近所の野原から飛んできたのか、どちらにしても花の少ない秋の庭にポッと明かりを点した感じです。
日本全国、そして海岸から高山まで広く分布しているポピュラーな花、アザミ。種類は１００種を超えるそうで、その殆んどが日本の固定種だそうです。アジア大陸から渡来し日本各地の風土に特化し進化したのでしょう。
不恰好な刺々しい葉っぱとしっかりと花を包む萼片からは野生の逞しさが感じられますが、アップで花を覗いてみると綺麗なものです。
柿の根元では、武士の兜につけるような立派な蕊を伸ばしたサフランが毎年この時期に花を咲かせてくれます。例年１つか２つくらいの花を咲かせてくれますが、今年は３つも花をつけて楽しませてくれました。
だけどこの花は花茎の割りに花が大きいためか雨風に弱く直ぐに横倒しになって萎れてしまいます。今年も一度きりの撮影となりました。
野辺に在る家庭菜園では菊の花が咲き出しました。そしてここ数日の食卓には食用菊の酢の物が。歯ごたえと香が「もってのほか」です。
2010.11.24修正
ずっとクロッカスと思い込んでいた花はサフランでした。過去記事も含めて修正しました。学名にもクロッカスが入り、「秋咲きのクロッカス」とも呼ばれて紛らわしいです。二つはアヤメ科の属違いです。クロッカスは早春の花でした。
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