2012年7月24日 (火曜日)

国会事故調 黒川委員長コメント

夕景夕の散歩 2012,07,23撮影

昨日の夕方から蒸し暑さが戻ってきました。真夏の異常な肌寒さに毛布を被って寝てましたが昨夜はむしむしで寝付かれませんでした。急激な変化に体調も狂います。

夕方買い物に出た時にはまだ青空が覗いていましたが、買い物を済ませてスーパーを出る頃には全天雲に覆われてしまいました。少しは焼けてくれるかな、とカメラを持って出掛けたのですが期待は見事に外れました。

夕景焼けず終い 2012.07.23撮影

ただ今の居間の室温は28℃。パソコン部屋は更に+2~3℃はあってすごく暑いです。

遅れ馳せながら、国会事故調のサイトを覗いてみました。福島第一原発の事故は「人災」と断定した報告書を少しづつ読み出した所です。
両院議長に報告書が提出される直前の黒川委員長のコメントが7月11日に掲載されています。「今後の対応は国会そして主権者たる国民に委ねられる」とあります。政府や国会議員の出す文書と比べるとはるかに威厳と説得力があるように感じるのは私だけでしょうか。

 今後、本報告書は、この後の議長への提出により、議長をはじめとする、国民の代表機関である国会議員の皆様に託され、国会議員の皆様にご審議いただくことになるが、そのためには、国民の皆様の後押しが重要であり、そのためにも、この国の主体であるこの国の皆さまにも、ぜひ、報告書をご覧いただきたくお願いしたい

 また、本報告書は、今後、世界にも発信していく予定である。本日、報告書一式をホームページに掲載するのと同時に、英語の要約 版についてもホームページにおいて公開し、関係の在外公館や海外メディア等に配付する。また本文については、順次英訳を進める予定となっている。

 さらに、未来に向けた提言では、一歩一歩、着実に実行し、不断の改革の努力を尽くすことこそが国民から未来を託された国会議員、国権の最高機関たる国会及び国民一人一人の使命であると当委員会は確信する。

報告書末文には今回の調査に含まれていない部分が列記されています。当然汚染が酷くて立ち入れない箇所が含まれます。今後現状保存なり記録がなされて将来これらも調査対象となってくれることを望みたいものです。

左サイドバーに「燎原の火 ~ 脱原発」として原発絡みのサイトへのリンクを貼ってみました。

PS)2012.07.25追加
政府の事故調査報告も出されて、国会、政府、民間、東電と4つの事故調査報告が揃いました。一般国民の目から見ると東電のものは論外としても、政府も業界(民間とは産業界のことであり国民の目線ではないことに注意)も事故を招いた当事者或いは事故処理の当事者の立場にある組織であって、当事者の調査があたかも中立的な装いで報告を出しているのには疑問があります。この種の調査には国権の最高機関たる国会の調査権をより重視したいものです。会合の公開、報告書のネットによる国内外への公開は好ましいものです。

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