風がうれしい
暑いですね~。ここ数日の暑さは堪りません。今日も朝から室内の温度計は30℃を指していました。
ちょうど今、外からそよ風が吹き込んできました。涼しい~、気持ちいいです。風がこんなに有り難いと感じたのは久しぶりです。
選りに選って26日の猛暑日に、銅版画展を見て神田明神前の甘酒を飲みたいという女房殿のお伴で東京のコンクリートジャングルに出掛けてきました。避暑ならぬ求暑、面暑。。。避暑の反対語は避寒とありますが、ちょっと違うような。暑を避けるの反対は、暑を求める、暑に対面する、暑を。。。。。
暑さで体も頭もおかしくなりそう。
展覧会場の傍の水天宮はビルの中に在る神社、そして神田明神も周りはビルばかり。田舎者には何とも有難味がちょっとネ~。
あまりの暑さで東京スカイツリーも霞んで見えました。
家に帰ってから買い物に出るとちょっとだけ空が焼けました。その後夜半になっても気温は下がらず熱帯夜に。寝付かれずにTVをつけると五輪サッカーで日本がまさかのスペイン戦勝利。益々寝付かれずにウツラウツラで朝となりました。
朝から暑いそして寝不足。ボーっとした頭で毎週金曜日のお楽しみコラムを覗くと、
「えーと、あの、このカバヤキ、皮がゴムみたいで全然切れなんだけど」
「ナイフをお使いください」
「は?」
「ですから、ナイフ&フォークでお召し上がりください」
「だって、これ蒲焼でしょ?」
「はい。当店の蒲焼はグローバルスタンダードで調理されております」
「箸じゃ食えないってこと?」
「日本食に固有なツールについては、当方は使用を想定していません」
これは、英語を社内公用語としたとあるIT企業が販売した電子書籍端末のトラブルが日本語に由来していることを皮肉ったやりとりで大いに笑わせてもらった。タイトルにあるKABAも商品名と土用の丑の日に引っ掛けて皮肉たっぷりです。ワハハ!
こちらはもっとリアルです。グローバリズムに犯された日本の勤労者の「自分の給料よりはグローバル企業の競争力」の行き着く先を暗示しています。「同一労働、最低賃金」の造語も今の世相にピッタリです。更に進めると「自分の命よりは安い電力を満たしてグローバルな競争力」となるのでしょう。
「知られている限り最も安い賃金との差額は『貰いすぎ』である」という危険な命題に大阪の労働者たちの実に多くが「理あり」とした。
彼らは、他ならぬそのロジックによって、彼ら自身の給与引き下げを雇用者から言い渡されたときに反論できなくなっていることにまだ気づいていない。
めっちゃ、暑い~。そして「窮すれば鈍す」の喩えを思い起こした。
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