お盆も終わって
行ったり来たりの慌しいお盆も終わりました。16日に帰省して盆飾りをして墓参りを済ませ、さてどうお盆を過ごそうかと思った所で親戚に不幸が出て急遽千葉に戻って出直し。葬儀に出て、盆飾りを片付けて昨日戻りました。
それにしても蒸し暑いお盆でした。夜になっても気温が下がらず寝苦しい夜が続いた上に朝早くの出立で寝不足気味です。
まだ暗い内に千葉を出て手賀沼に差し掛かるときれいな朝焼け。思わず車を停めて沼畔に立っていました。
下妻市に入るとひつじ雲の出来損ないのような雲が空を覆っていました。筑波山の見渡せる農道に入って少しの間空を見上げていました。
真っ直ぐに伸びる農道に立っているとご近所のご家族が散歩にやって来ました。田畑の中を貫く国道に並行した広い道路ですが早朝は車1台も走っていません。
帰省の際にはいつも立ち寄る法輪寺では朝の光を受けたもみじがきれいでした。
ここ数日分の日経オンラインの記事をまとめ読みしてるとこんなものを見つけました。
すなわち、原子力規制委員会は、本来、「技術的・専門的な観点」から規制判断をすべきであり、本来、「長期的な国家政策」や「高度な政治判断」に属する諸問題について、その役割を担うべきではないのです。それらの諸問題については、こうした基本法のような形で明確なガイドラインを定めるべきであり、そのことによって、原子力規制委員会は、「国民の生命と安全を守る」という原則のみに基づいて「技術的・専門的な判断に徹する」ことが可能になるのです。
こんな記事を読んでいると、日本の民主主義、三権分立の未成熟を感じます。かつて自衛隊の幕僚長が国の国防政策について勝手な発言をしてましたが、政策立案は国会の仕事であって総理大臣をトップとする各省庁の行政は国会で決めたことを創意工夫をもって忠実に実行する部隊であるという三権分立の理念がどうも守られていないような気がします。国民から選ばれた国会議員が総理大臣と馴れ合ってしまってその機能を果たしていないのがまずは問題なのでしょう。政党政治が優先されて国会の行政に対する監視機能が働かないと、せっかく国会事故調が提出した原発事故の報告書も紙切れになってしまいそうです。報告書が未だに国会で議論されていない現状を考えるとその恐れは充分に在りそうです。結局は国会を監視する役を担う国民に問題のツケは廻ってくるんでしょうか。
暑~い夏はまだまだ続きそうです。今日は朝から雷が鳴って雨が降っています。原発事故の被災地福島の女性の講演会が浅草であるというので午後から出掛ける予定ですのでそろそろ雷雨は上がって欲しいものです。
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