2012年11月 7日 (水曜日)

濃霧の朝

セイタカアワダチソウ 霧霧の朝 2012.11.07撮影

昨日は雨そして今日は晴れの予想でしたので、もしかしたら、と思って朝起きると濃い霧が出ていました。朝の雑用はそっちのけで40分程近くを歩いてきました。

4日の日曜日は女房の誘いではるばる北千住まで出向いて「安藤昌益の思想を考える集い」という講演会を聞いてきました。5人の講演者がそれぞれの視点で江戸中期の医者で思想家の安藤昌益について語るもので、昌益の思想・生き方と311を経た今現在との接点を探ろうというものでした。

散歩道 野辺 霧散歩道 2012.11.07撮影

雨に濡れた土の感触は足裏に心地よく伝わってきます。散歩道も殆んどは舗装されていますが、ワザと畦の土を踏んで楽しんでいます。

紅葉 霧秋 めっけ 2012.11.07撮影

今日見つけた秋です(爆)。前にも撮ったことがあるような。(*^_^*)

セイタカアワダチソウ 鉄塔 霧濃い霧 2012.11.07撮影

霧の中からときどき太陽が顔を出します。雲も在るようで出たり消えたりしてました。

京都、江戸という都に見切りをつけ秋田に戻った安藤昌益は土に生き自然と伴に生きて普遍的な思想を構築していった。その思想は石川啄木、宮沢賢治へと受け継がれていった。311の自然災害と原発事故、人・自然・地域・世代・民族・宗教・国家などの間の共生の軋み、国民皆保険の恩恵とTPPによる危機、子供が本来持つ自発性と親の意識そして教育問題、さまざまな問題を抱える現代において、それぞれの分野で活躍する講演者が安藤昌益の思想から「解」を見つけようとしているお話はトータル4時間では少な過ぎるものでした。それでも、笑い、涙ぐみ、引き込まれる4時間でした。
明治以降のマジョリティが葬り去ってきた安藤昌益の思想、それでも日本人には根強くその思想が生き残っているように自分は感じています。江戸中期の庶民の意識が昌益の思想を作り出したもので突如として昌益の中で生まれたものではないとの話もありましたが、それなら無名の人たちの力を今こそ発揮する時かも知れませんね。そろそろ明治政府の洗脳と呪縛から解き放たれて良いのかも知れません。

講演者及び演題は以下の通りです。

  • 佐藤栄佐久(前福島県知事) 「昌益との出会いと私の政治理念」
  • 外岡秀俊(元朝日新聞編集局長) 「東北の思想 昌益・啄木・賢治」
  • 色平哲郎(佐久総合病院医師) 「風のひと 土のひと」
  • 竹下和男(元香川県小中校長) 「“弁当の日”という名の直耕」
  • 田中優子(法政大学教授) 「自然世は取り戻せるか」

pocket このエントリーをはてなブックマークに追加 ブログランキング 花 にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ

関連する写真集

関連するブログ記事

去年の今頃は

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.mizunara.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1100

コメントする

閲覧ありがとうございました