春先の寒さが続きます
今朝は霧雨のような雨が降ってました。気温が低い上に雨、寒さがいっそう募ります。25日は梅を観た後に冷たい風が吹き渡る川沿いを帰ってきました。陽の光は強いのに流れる水は冷たそうです。ここ数日続く寒さでは水温む春はまだまだお預けのようです。
今日は妻の免許更新で寒い中を免許センターまで行ってきました。朝から凄い人と車で免許センターは大賑わいでした。考えてみると2月末、高校卒業生が運転免許取得に殺到する季節でした。60歳を迎える年にこんな若い人たちに混ざって教習所に通ったことを思い出しました。
冷たい川風に鼻がグシュグシュでした。
午後の光を受けて冷風にそよぐヤナギの枝が青空に映えていました。良く観ると固く閉じた小さな芽をたくさんつけてます。
免許センターの館内に大きな片言の日本語が響き渡りました。書類の不備なのか、免許取得の要件を満たさないのか、その措置に係員に抗議する外国人の怒鳴り声です。不明瞭な日本語で細かいことは聞き取れません。窓口のテーブルをたたく音と怒鳴り声だけが響いてきます。一方、目の前に在る幼児を遊ばせるコーナーでは外人夫婦が可愛いらしい歩き出したばかりの子供を遊ばせ、子供を抱っこした日本人の婦人と楽しそうに会話する光景が在りました。
安い労働力の導入を望む企業の要請に応えて労働ビザの緩和が進み、更にTPPで完全自由化が謳われる時代になりました。何年か後にはこんな光景も日常茶飯事、当たり前に成るのでしょう。
そんな中、日本の都合で連れてこられそして日本の発展に貢献してきた人たちへの言われもない圧力も強まっているようです。弱いものが更に弱いものを傷めつけるこの構図は学校のいじめ問題を含めていろいろな場所、場面で頭をもたげています。こんなこと今まではあからさまには行われて来なかったように思いますが、白昼堂々とデモという形で現れたことにびっくりもし、また情けない気持ちにもなりました。物言えば唇寒しの感もあってイヤ~な気持ちにもなります。
われわれは、黙らされている。
下を向いて、自分の足下ばかり見ている。
最近、自分はこんな社会を作るために何十年も働いてきたのか? とがっかりすることが多いです。勿論世の中には素晴らしい人も沢山居るしその言説、行動、作品に心躍り勇気づけられることも多いのですが、それを覆い隠すような社会の雰囲気を感じています。
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