桜旅 栃木県北部-2
翌日は4時過ぎに起床し外を見ると随分と雲っていました。こりゃ~天気予報通り今日は曇りかな、と思っていたら明るくなるにつれて晴れ上がってきました。ラッキー!
今日最初の訪問地は那須町高久甲の国道4号線黒磯バイパスの瀬縫の出入り口を出て直ぐの「本郷のエドヒガン(私の勝手な命名です。隣の火葬場の名前をとったり、単に高久の一本桜と読んだりと名前は決まってないようです)」です。那須町の本郷と言えば松尾芭蕉の奥の細道に出てきます。私的には私の誕生地が直ぐ傍で本郷の高福寺は本家の菩提寺となります。子供の頃の遊び場のエリアですが桜の木の記憶は全くありません。尤もその頃には桜も幼木でしたでしょうが。その桜も多くのカメラマンの撮影対象となりプロのカメラマンまでも来るような桜になりました。その分自分は年をとったことになります。ハイ!
那須連山をバックにピンクの濃いエドヒガンザクラが青空に映えます。惜しむらくは国道4号線沿いの電柱や住宅が映り込んでしまうことで、桜に那須の山々を入れ込んでそれらの障害物を如何に目立たなくするか、隠すかにカメラマンは工夫を凝らしています。今回も地元のカメラマンが数名朝早くから詰め掛けて構図に頭を捻っていました。
本郷を後にして次は黒田原の町を横切って芦野へ出ました。まずは遊行柳。ここも西行や芭蕉、一遍上人や蕪村といった歌人で有名な場所になります。柳の萌黄がきれいでしたが桜は終盤となってました。
遊行柳から近くの「建中寺の山桜」、御殿山と回ってみました。建中寺は芦野氏の菩提寺でお墓の奥に一段と高く築かれた場所に大きな山桜が立っていてその樹下には芦野氏9代の墳墓が在りました。
芦野御殿山の桜は山桜の数本が咲き残っていましたが大半は既に散っていました。那須の山々も霞んでちょっと写欲が湧かずカタクリを撮るなぞして山を一回りして芦野の町を後にしました。
芦野を南下して堂の下の岩観音に立ち寄ってみました。ここはソメイヨシノと山桜が混じっています。これまではソメイヨシノが見頃で山桜がつぼみと言う時期に来てましたので同時に咲いているのを見るのは初めてかもしれません。今年は山桜も早かったんですね~、ソメイヨシノは勿論山桜も終盤でした。時期を過ぎてることもあって見物客は3人という寂しさでした。
更に南下して伊王野から左に入って那須町梓の「梓公民館の山桜」に寄ってみました。旧公民館の敷地内に小振りながら2本の山桜が在ってなかなかいい感じでしたが残念ながら花は散った後でした。次回の楽しみにしましょう。
その戻り道、棚橋の彼岸花群生地を更に奥に入り三椏群生地に行ってみました。所が杉林の伐採が大々的にされています。通りががりの郵便配達の人に聞くと三椏の群生も刈り取られたようなことを言ってました。本当なら残念!一度は撮ってみたかった風景がもう見られなくなってしまいました。 私の勘違いで道を間違えていたようです。群生地は健在のようです。来年こそは見たいものです。
棚橋の手前大和須の当たりを走っていると田んぼの先にシダレザクラが見えました。道路わきの畦から水のはられた田んぼを前景に撮ってみました。
伊王野の道の駅に戻って昼食を摂って休憩。午後は那須町を後にして更に南下して大田原市黒羽方面を回りました。(次回へ)
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