桜旅 茨城県北部-1
県境の県道205号線須賀川・佐貫のトンネルを抜けると茨城県に入り彼岸花でお世話になっている大子町佐貫です。彼岸花群生地への入口を左に見ながら更に坂道を下りやはり彼岸花の撮影で再三訪れる場所で車を停めて畦道に入ってみました。県境方面の山にはかすかに雪が残り所々に立つ桜が村落に色を添えていました。
大子町の桜マップを手に入れたかったので更に坂道を下って奥久慈茶の里公園で一時休憩です。まだ8時半前、開館まで時間があるな~と思って周りの景色に見入っていると従業員の方に声を掛けられました。マップが欲しいと言うと急いでシャッターを開けてくれてました。今年の桜は早くてもう山桜が咲いているんですよ~、と園内の小さな山桜を指差して、この時期だと沓掛峠がいいかもね~とアドバイスしてくれました。
まず目指したのは大子町を代表する桜の在る上岡地区。どんどん県道205号線を下って国道461号線にぶつかる手前で田んぼの向こう側に朝の光に輝く大きな桜が目に入りました。国道を少し戻ってから道幅1車線の狭い農道に入って桜の下に立つと立派なエドヒガンです。「舘の下の桜」と呼ばれるエドヒガンの大木でした。
目標の「上岡のエドヒガン」は道路から見えるのに入口が分らずまま通過してしまい、まず「旧上岡小学校の桜」に辿り着きました。ここはNHK朝のテレビ小説「おひさま」のロケに使われた小学校の跡です。昔懐かしい校舎、裏の竹薮の萌黄、そして大きな桜の木が青空に映えていい感じです。桜で埋め尽くされた校庭で撮られた小学校入学の記念写真を思い出していました。ん十年前のモノクロ写真、どこにいったかな。
道を少し戻って道路の退避エリアに車を置いて狭い路地を上がって行くと「上岡のエドヒガン」がど~んと立っていました。そしてその地続きの左手には「上岡のしだれ桜」が枝を広げていました。いづれも花は終盤で、開花の早いしだれ桜は葉が出ていました。当然見物客は私一人でゆったりした花見です。
次に向かったのは国道461号線を戻った相川地区。枝垂桜の多い所ですがやはり見頃を疾うに過ぎていて写真にはなりません。相川地区で一番関心を持っているぼたん桜は咲くのが遅いので勿論まだまだ蕾状態です。相川地区に来た目的はこのぼたん桜のロケハンでしたのでまずは目的達成。次は大子の町を横切って小生瀬地区、外大野と回りました。後は次回。
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