桜旅 山形県-4
菖蒲の節句らしい青空の広がる朝、国道13号から国道113号に入り、飯豊そして小国の道の駅に寄りながら小国町小玉川地区を目指しました。まだ準備中の道の駅に降り立つと、太陽の光はあるものの雪を被る山々に囲まれて風が冷たいです。
赤芝峡を過ぎて県道に入ると玉川を挟む渓谷の緑が萌えてきれいです。更に山道を進み開けた所にでるとオオヤマザクラが数本咲いている学校が見えたので立ち寄りました。“玉川”小中学校です。目指す旧“小玉川”小中学校とは別の学校です。
更に県道を進むと、車が数台停まって数名のカメラマンが屯する場所に出ました。玉川を渡る橋の手前に数本のオオヤマザクラが朝日に輝いて立っていました。
道路と玉川に沿って雪が融けたばかりの田んぼが広がります。田んぼの畦には蕗の薹が頭を出していました。千葉とは2ヶ月近い季節の差があります。対岸の山では緑が萌え出てポツンポツンとオオヤマザクラがピンクの色を添えています。盆地を取り巻く山の更に奥には真っ白に雪を冠した飯豊の山が頭を出していました。まるで絵の世界に飛び込んだような風景が広がります。
旧小玉川小中学校の校庭に立つオオヤマザクラです。玉川が蛇行する高台に在り、桜の先は玉川の流れに落ち込んでいました。
更に奥に進んで、国民宿舎飯豊梅花皮荘の在る場所まで行ってみました。宿舎の前には残雪の上にオオヤマザクラの林が出来ているのですが既に色褪せていました。宿舎の手前から温見平のブナ林に向かう道路はまだ通行止めです。宿舎の方に伺うと、ブナの根明けが見られるのは5月末から6月初めのようです。
未だに見頃の時期に訪ねることが出来ていない樽口峠の桜は、今年も見ることが出来ませんでした。過去2回は散り際での訪問、そして震災による崖崩れ、そして去年、今年と雪による交通止めで憧れは続きます。
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