秋のコンサート
もう一本のホトトギスも花を開きました。枝ぶりは小さなままですがつぼみをたくさんつけてます。寒くなる中でも全部の花が開くといいのですが。
昨日は池袋まで出て新交響楽団の秋の演奏会を聴いてきました。指揮は矢崎彦太郎氏。曲目は、ラヴェルの 道化師の朝の歌、組曲「マ・メール・ロワ」、管弦楽のための舞踏詩「ラ・ヴァルス」、そしてプロコフィエフの 交響曲第5番変ロ長調 でした。
これまでずっと2階席の前列端のブロックだったのが、今回は通路端の席を選んだら1階席の最前列。指揮者の斜め後ろ、ヴィオラの演奏者の真ん前で何とも居心地が悪い。が、演奏が始まるとそんな事忘れて弦楽器の奏でる繊細な音が伝わり、音の出てくる方向がはっきりしたオーケストラの音の渦に浸っていました。特に今回はピッチカート奏法が多く、各弦楽器のソロ部分が多かったので最前列の席で聴けたのは良かった感じがします。
弦楽器奏者の手元を見ているとさまざまな奏法を駆使しているのが見えました。同じ音階の音でも楽譜や指揮者の求める音を出す為にいろいろな技法を駆使しているんですね。新交響楽団はアマチュアのオーケストラです。アマチュアの人たちがこれだけの音を出しているのにはいつも驚いていましたが、大変な練習の積み重ねにより確かな技法を身に着けているんだろうな~と改めて感じました。
片道1時間半もかけて出掛けるのは大変ですが、生のオーケストラの音は家でCDを聴くのとはやはり違います。年4回の演奏会、これからも楽しみです。
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