2015年3月27日 (金曜日)

入院そして手術

予定通り3月24日の昼前に入院しました。入院患者の多くがシニア層に見えましたので時期に拘ることは無さそうですが、春休み・年度末の外科入院棟のベッドは満員状態で個室希望は叶わず6人部屋となりました。
入院と同時に定時の体温測定、尿と便の回数カウントが課され、点滴と絶食が開始されました。併せて、何通もの手術や麻酔に関わる危険性を含めた同意書へのサインを求められました。

入院最初の夜は慣れない雰囲気とイビキの合唱に遭って眠れない夜となりました。入院2日目からは下剤の服用が始まり胃腸を空っぽにして行きます。緊張していたのかそれでも空腹感を覚えることはありませんでした。2日目の夜は慣れてきたのか、イビキも無かったせいかうつらうつら乍らも寝入っていました。

手術日は恐怖心も無く落ち着いてすっきりとした朝を迎えました。女房に加えて息子たちも来てくれました。9時近くになって看護師さんに付き添われて歩いて2階の手術室に向かいます。ドラマに出てくるベットごと移動するシーンとは違いあっさりしたものです。手術室入り口で家族に手を振ってしばしのお別れです。

幅の狭い手術台に昇り横たわると一瞬ひんやりと感じましたが直ぐに馴染んでしまいます。全身麻酔と同時に手術後の痛み止めを兼ねて背中に硬膜外チューブを挿入してそこから麻酔を行う部分麻酔を併用することになって、狭い手術台の上で猫背になってチューブを挿入する作業から始まりました。この作業は間違えば下半身の神経に影響を及ぼすということで正常状態で私の反応を見ながらの作業です。何度も足にしびれは無いですね~と確認されながら結構な時間をかけて行われました。作業が終わると再び仰向けにさせられ、両手を固定され、心電図のケーブルが装着され、酸素マスクをされて、いよいよ点滴から全身麻酔が掛けられました。いろいろと声をかけられ答えていましたが、ふっとある時点から意識が飛んで、目覚めた時にはICUに移動しており、家族が私を覗き込んでいました。主治医の「手術は上手く行きましたよ」と家族に説明しているのがぼんやりと聞こえ、女房と息子たちの顔がぼんやりと見えましたが直ぐにまた寝入ってしまいました。ぼんやりとした中で女房の泣きじゃくるようなそして安堵したような顔が脳裏に残りました。後で家族に確認すると、9時過ぎに手術室に入り、手術が終わったのは15時過ぎでした。

次に目が醒めた時は痛みが激しく「痛い、痛い」と看護師に叫んでいました。時間感覚も失せた状態で長くて辛い夜が延々と続いてる感じでした。心電図の繰り返しの音だけが響く中でいつかまた寝入っていました。

27日の朝、男性の看護師の声で目覚めると、これから5階の病室に戻りますよとのことでした。ストレッチャーにするか車椅子にするか問われましたが、看護師は最初から車椅子を想定している風です。痛みを堪えてベッドから車椅子に移り5階に移動、再度車椅子からベッドに移動しました。病室はナースセンターに近い個室に変わりました。個室に移ったとはいえ、点滴の管、背中の硬膜外麻酔の管、酸素マスク、尿管、肛門の管、ドレーンの管、そして心電図のケーブルが装着されて身動きできない状態です。

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