年末調整と確定申告
新しいカレンダーになって早や1カ月が過ぎようとしています。目の前に下がったカレンダーはある保険会社から戴いたもので、1月/2月のページは朝もやが朝日に輝く裏磐梯の小野川湖の真冬の風景です。同じ構図となる撮影ポイントからカメラを構えたこともあったのて懐かしく眺めています。
1月末となると毎年恒例の確定申告の時期。特別なことでもない限り還付請求なのでいつも2月16日を待たずに国税庁の確定申告書作成コーナーとe-Taxを使って申告しています。今年もこの25日に終わりました。
もう25年も前、現役時代から税金の勉強がてらEXCELで所得税の計算を始めたのですが、今では所得税をはじめ地方税や各種公的保険の計算まで遊び半分でEXCEL表に収めています。
ですので、収入の固定された年金生活者の私の場合は、4月以降の年金給付額の決定や各種公的保険の計算根拠となる定率や定額が決まって周知されれば、その年の所得税の計算や還付金額がその時点で判り、又その年の各種公的保険の保険料や医者にかかった時の負担割合(例の1割とか3割とか)が判り、場合によっては負担割合の軽減措置の手続きの要不要も分かります。そして来年の地方税の額も判明することになります。
ここの所、税法の改正が相次いでいるのと(配偶者控除、基礎控除と公的年金控除等々の改正)、癌治療に伴う医療費控除、ふるさと納税(一昨年の首里城復興支援の那覇市への寄付)、妻の満期保険料に伴う一時所得の発生、等々によるEXCELマクロの追加修正など毎年の見直しが必要とはなりましたが、確定申告の前準備と役所への各種手続きの準備に役立っています。更には可処分所得が判るので生活費の予定が立て易くなります。
源泉徴収って日本だけかと思っていましたが戦時の費用を工面する目的で先進国を始め多くの国で採用されているようです。ただ、年末調整と言う形で会社などの組織が税の申告を代行して大部分の国民(サラリーマン)が税の申告をしないのは日本だけ?って感じもします。その辺が自分の税負担がどうなっているのか、他の人の税がどうなっているのかへの関心が薄くなり、結局は政治への無関心を呼んでいるんだろうなと私は感じています。最近の税法改正を見ていても、経済活性化を名目にどんどん大金持ちや法人優遇の改正が進められ、昔言われたサラリーマンの中流家庭からの絞り立てにより中流層の崩壊が進み、更にはその下層への優遇措置が廃止され、所得格差を拡大する方向で税制改正が行われているのですが、それらはメディアの報道には現れず逆にどうしたら得をするかの報道ばかりのように思われます。一度年末調整を止めて全ての国民が確定申告をするようにしたらと思うのですがどうでしょう。基本、政治は税の取り方と配分の仕方なのですから。
PS)2021.02.07
確定申告の時期を待たずに還付がされました。
1/25 e-Taxにて確定申告の送信、申告受付の通知
2/2 還付金処理手続き日程の通知
2/5 還付金の口座振り込み、確認
一週間で還付申請の審査が終わって還付処理がされて、10日で銀行も含めた処理が完了した感じです。
コメントする