混迷のマイナ・カード
最近のネットのニュースを賑わせているのがマイナンバー・カードの混乱ぶりを伝える話題です。カードがまともに使えないということでは確かにマイナ・カードの問題と言えますが、根本にはマイナンバー制度自体のシステム構築の問題、マイナンバーにリンクする各種のデータの構築が出鱈目であることが露出したように思えます。日本の行政そして日本のシステム・インテグレーターのデジタル化のレベルの低さが露見したということでしょう。
どういうデジタル社会を目指しているのかの青写真もなくやみくもにこんな事あんな事と足元も見ないまま突き進んで混乱を招いている感じがします。デジタル庁の人間とデジタル庁に出向して企画立案しているIT企業のSEのみなさんには一度立ち止まって行政のデジタル化の絵姿とその仕組みを示して欲しいものです。
嘗て、政治家を動かして日本を動かしていた20世紀の官僚の気概をもう一度見せて欲しいものです。どうせ原稿棒読みの政治家がまともな政策立案能力を持ち合わせているとは到底思えませんので。
この手のカードで成功している国って在るのかな? セキュリティの問題を抱えるカードに拘るよりはマイナンバー制度自体(行政のデジタル化)の構築に勢力を傾けて欲しいものです。
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