年金抑えて社会保険料を上げて物価を上げる
列島南岸にべったりと張り付いた前線に伴ってぐずついた天気となっています。月末には台風1号が接近する予想でここしばらくは天気の悪い日が続きそうです。
先の24日は朝早く目が覚めてしまい久しぶりに野辺を歩いてきました。耕作放棄地ではスギナが繁茂しそこに朝露が下りてキラキラ輝いていました。
土手を覆うチガヤ(茅)が穂(ツバナ)をつけてまるで雪が降ったようです。
農道の空を覆うようにネムノキが茂っている場所が在ります。そろそろ開花の時期、楽しみです。
速足で(といっても写真を撮りながらですが)グルっと一回りして5000歩強、これでも最近は良い運動です。
千葉市のホームページを検索して今年の社会保険料の計算を行ってみました。確定申告を済ませた後のこの時期の定例作業になっています。今年は介護保険料が3年毎の改定、後期高齢者医療保険が2年毎の改定時期に当たり基準額や所得に対する保険料の料率が見直されています。
調べてみて、ビックリ! どちらも今までにない大幅な値上げとなっています。
後期高齢者医療保険は、所得に応じて支払う所得割額の計算に使う料率が 8.39%から9.11%に大幅アップ、一律に支払う均等割額が 43,400円から43,800円になっています。
介護保険料は、計算の元となる基準額が 64,800円から75,600円に大幅アップ、そして所得に応じて基準額に掛ける係数が各段階で一律に0.05アップされ、上位の2ランクでは大幅にアップされています。
昨年の確定申告の数値に当てはめて計算すると、我ら夫婦の社会保険料は5万円のアップになり、値上げ率11.3%になります。
来月に通知される厚生年金のアップ額は物価に合わせて増額されるものの、その伸び率は政策的に抑えられ2.7%の引き上げとなります。
不人気な政府の人気取り政策の「定額減税」策の夫婦二人の減税額(所得税3万円x2、住民税1万円x2)の大半は社会保険料の値上げで取り上げられてしまいます。それに伸び率を圧縮された年金支給では2023年の物価指数の対前年3.2%の上昇には対応できそうにはありません。
一方で税金の無駄遣い、金持ち・企業に偏った配分は相変わらずで、挙句は裏金問題です。税金を自分たちの都合の良いように湯水のごとく使われては堪りません。
コメントする