初めてのオペラ
昨日今日とここ2日は冷え込みも緩んで比較的暖かな「寒」となっています。ただ明日からは今年一番の寒さが予報されています。
先の5日(日曜日)は新交響楽団の定期演奏会で川崎駅の横のミューザ川崎シンフォニーホールまで出かけました。
演目は新交響楽団を聴き出してから初めてのオペラ。演目は、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」の第2夜「ジークフリート」のハイライトです。オペラといっても演奏会方式で舞台にはオーケストラと2人の歌手が立ち、劇は行われません。
「ニーベルングの指輪」は長大なオペラ(ワーグナーはオペラと呼ばずに舞台祝祭劇としてオペラと区別したようですが)で、序夜『ラインの黄金』、第1日『ワルキューレ』、第2日『ジークフリート』、第3日『神々の黄昏』と4日(休息日を入れると6日)をかけて演奏されるようで全体では15時間もかかるそうです。
今回はその内の第2日『ジークフリート』全3幕の各幕からの抜粋でした。
指揮は新国立劇場の音楽ヘッドコーチで、日本でのワーグナー演奏を主導する「わ」の会の代表でもある城谷正博氏。歌手は同じ「わ」の会や二期会会員である片寄純也、池田香織、升島唯博の3氏でした。
ワーグナー作曲 舞台祝祭劇「ニーベルングの指輪」第2日より「ジークフリート」ハイライト
指揮者:城谷正博
- 第1幕 第3場より『霊剣ノートゥングの再生』
ジークフリート:片寄純也、ミーメ:升島唯博 - 第2幕 第2場より『森の中のジークフリート』
指揮者 城谷氏の編成によるオーケストラ版 - 第3幕 第3場より『ブリュンヒルデの目覚め』
ジークフリート:片寄純也、ブリュンヒルデ:池田香織
オーケストラの編成も大編成でした。管楽器・打楽器は多様な楽器が使われて人数も多く、弦楽器も人数の多い編成となってました。
初めてのオペラ、そしてワーグナー。感激でした。会場に響き渡るソリストたちの美しい歌声、そして歌声を包むように強く弱く美しく奏でられるオーケストラの響き、オペラの醍醐味を楽しませていただきました。
不勉強で物語の全体を理解していない状態での鑑賞でしたが、歌の翻訳や情景の解説が舞台袖の装置に表示されるのでその場の雰囲気は何となく分かる感じで音楽を楽しむことが出来ました。
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